おひとりさまが抱える不安の1つに「保険」の問題があるでしょう。実際に私もどのような保険に入れば良いのか、そしてどの程度の掛け金がベストなのかを迷っていた時期があります。
保険は加入者の年齢やライフプランなどによって変わるため、一概にこれがベストとは言い切れませんが、おひとりさまという部分だけに注目してどのような保険内容が良いのか考えてみました。
保険の見直しの参考になれば幸いです。
すぐ見直したい死亡保障
死亡保障は特段の理由がない限り、そもそもいらないと感じます。その理由は扶養している人がいないからです。この掛け金を貯蓄しながら、少しでも長生きした方がずっとお得な気がします。
おひとりさまで死亡保障に加入している人は、できるだけ早く見直ししてみると良いかもしれません。
見直したい医療保険
入るのであれば、掛け捨ての掛け金の安いプランで十分だと思います。ちなみに私の場合は医療保険には入っていません。
医療保険があまり必要のない理由としては、健康保険の高額医療費の給付があるからです。数カ月程度、働かなくても生活できる貯蓄があれば、おそらく何とかなると考えられます。医療保険についても入らないという選択をしておき、老後のための備えとして貯めておくと良いと思います。
逆にある程度の貯蓄がない人は医療保険への加入をおすすめします。ただ、手厚い保険は不要です。
入っておきたい保険
気になるのは、「個人年金」と「民間の介護保険」です。なんとなく入っておきたい感じがありますが、これらも不要だと感じます。
個人年金に入るなら、普通に定額貯金した方が確実ですし、いつでも困ったときがあれば利用できるからです。個人年金の場合は税制などのメリットもありますが、解約が不可能だという大きなデメリットがあるのです。
民間の介護保険は考えなくても良い理由は、公的の介護保険が充実しているからです。公的の介護保険で実は十分で大多数の人が民間の介護保険を利用していません。
公的の介護保険がどんどん改悪された時の選択肢として、とっておきましょう。