年金を支給される時期が近付いてくると、気になるのがいつからどれくらいの年金が支給されるのかというのがあります。
誰しもができるだけ年金を多くもらいたいと思うものです。実際に年金をもらう時に通常よりも多くもらえる方法はあります。
年金が多くもらえる年金の繰り下げとは
年金に関心がある人の中には、ある事をすれば毎月もらえる年金額が増えるのを知っている人はいます。ですが、それがどういうものかという事をしっかり把握している人は意外と少ないです。
なぜなら、この手のもらえる年金額が増えるという話を聞いても都合の悪い話はしっかり聞かない事が多いからです。
なんとなく、年金の繰り下げという制度があるのは知っているという人はいます。これは本来の年金の支給開始年齢になった時に年金をもらわずに支給開始時期を最大5年間伸ばすというものです。この制度を活用すると、受け取れる年金額は最大で42%増しになります。
年金の繰り下げにデメリットはないのか?
ただ、いくら年金の繰り下げを行ってもらえる年金を通常の年金額の4割増しにできたとしても、それが良いとは言い切れないというのがあります。
なぜなら、年金の繰り下げを行って、本来もらえる年金額よりも多くなっても繰り下げを行った期間の年金はすべてもらえないからです。
例えば、年金がもらえる年齢になった時に年金をもらわずに5年後に年金をもらうことにしたとします。その間の5年間はもらえるはずだった年金は全くもらえない事になります。
その後、本来の年金額よりも4割増しになった年金をもらう事になっても、もらっていなかった年金分を上回るまでにそれなりの長生きをしないと結果として損をしてしまう事もあります。
年金の繰り下げ制度は一見して年金の支給額が増えて良いというのはありますが、自分の寿命を考えないといけないので繰り下げをすれば単純にお得と考えるのは誤りだと思います。
もちろんではありますが、長生きすればお得になります。
まとめ
単純に年金が増えると思うのは安易だったりします。しっかりと生活設計を考えて、この制度を使うかの判断をするのが大事になってきます。
ちなみに一度申請すると、その後の変更はできませんので、合わせてご注意ください。